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■神話に学ぶお伊勢さん

天照大御神の元伊勢伝説(もといせでんせつ)

 天照大御神が伊勢の地に鎮座するまで、案内役の倭姫命(やまとひめのみこと)とともに各地を巡られたとされ、そのため今も元伊勢と呼ばれる土地があちこちに残る。
 大和を出て最初に祀られていた、大和の笠縫邑(かさぬいのむら)(現在の奈良の檜原(ひはら)神社または多神社)、約二千百年前の鏡を御神宝とする丹波の籠(この)神社、古代の磐座(いわくら)から清水が湧く京都の皇大神社、倭姫命が置き忘れた杖を御神体とする御杖(みつえ)神社、尾張の中島宮神社など。内宮別宮の瀧原宮や伊雑宮もそのひとつで、ともに天照大御神の御魂(みたま)をお祀りしている。



須佐之男命守護のしるしの注連縄(しめなわ)

 伊勢志摩地方では、「蘇民将来子孫家門(そみんしょうらいしそんのかもん)」あるいは「笑門(しょうもん)」と書かれた木札が付いた注連縄を一年中飾る風習がある。
 その昔、伊勢国を訪れた須佐之男命に、貧しく慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。須佐之男命は旅立つ時、今後は門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残したという伝説があるため。
 ちなみに、「笑門」とは、後に「蘇民将来子孫家門」を縮めた「将門」のこと。平将門との混同を避けるため「笑門」になったとされる。





見てはいけない?八咫鏡

 皇大神宮・内宮の御神体で、三種の神器のひとつとされる八咫鏡。どのような鏡なのかというと、「直径四十九センチ以内の円鏡ではないか」とする説もあるが、定かではない。
御神体というのは直接見るのもはばかられることから、歴代の天皇すら見てはいけないものだった。
 式年遷宮のクライマックス「遷御(せんぎょ)の儀」では、暗闇の中、絹の幕に覆われ、古いお宮から新しいお宮に遷される。





性別が曖昧な神々

 豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮では、月讀尊を祀る月夜見宮が宮域外にあるが、こちらは神路通りという通い路で結ばれ、月讀尊が豊受大御神に夜な夜な会いに行かれると伝わる。月讀尊は男神だが、豊受大御神は男神とも女神ともいわれる。
 また、女神とされる天照大御神も男神ではないかとの説や、男両性方のパワーをもつ神様との見方も。『古事記』では、乱暴者の弟の須佐之男命が訪ねてくる時に武装し、髪を男性のスタイルに結い、たくさんの矢を持ち、しこを踏むようにして威嚇したとあるから、まるで男性の軍神のようである。





謎の多い猿田彦神

 鼻の長さがおよそ百二十センチ、背の高さは約十二・六メートル、目は丸く真っ赤に輝いている…その不思議な風貌から、天狗の元祖とも太陽神だったともいわれる猿田彦神。猿田彦神を祀る猿田彦神社は、内宮と月讀宮の中間の御幸通り沿いにある。天孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を案内したことから、道や境界を守る神として、警備関係の信仰を集める。
 また、芸能の神としても人気がある他、道祖神として祀られることもある。江戸時代以降、猿と申の共通点から庚申(こうしん)信仰とも集合。実に多様な顔をもつ神様だ。





「面白い」の言葉の由来は、天の岩戸神話に

 『古事記』の天の天の岩戸のシーンでは、須佐之男命の暴挙に驚き、天照大御神が天の岩戸にこもってしまうと、世の中が真っ暗になってしまう。困った神々が天照大御神を誘い出そうと、宴会を開いて大笑いをする。天照大御神が気になって岩戸を開けると…暗黒の闇がはらわれ、太陽が昇る。すると、神々の顔=面(おも)が白くなった。
 神宮司庁広報室によると、これが『面白い』の語源だという。面白いとは、そもそも、光に満ちあふれた楽しさ、朗らかさを表す言葉なのである。







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